背中やおしりにできる痛いニキビ。体のニキビは、治っても何度も同じところに出来たりして、とても手ごわいです。
炎症をくり返して、ニキビやニキビ跡だらけになってしまった汚い肌は、誰にも見せたくないですよね。プールや温泉など肌を見られる場所には行けないし、好きな人にだって見られたくない…。
ニキビがあるせいで、学校や会社でも常に悩んでしまい、学業や仕事が手につかないなんてことも。
その悩み、実は簡単に解決できるかもしれません。
なぜなら、自分が経験者だからです。小さいころからニキビに悩まされ、10年以上戦ってきました。
この記事では、薬も、治療も、高いニキビ化粧品も、全部必要ない体ニキビの治し方をご紹介します。
読み終えると、体のニキビの原因が「こんなに単純なことだったんだな」と気付き、すぐに実践できますので参考にしてみてくださいね!
体ニキビとは何か
体ニキビとは背中やお尻、デコルテなど、体にできるニキビの事です。
体にできるニキビには、「尋常性ざ瘡」という顔にもできる一般的なニキビと、細菌などが原因でおこる「毛のう炎」があります。
- 主にターンオーバーの乱れ、汗や皮脂、洗顔料、ボディーソープなどの洗い残しが原因で、毛穴がつまり炎症を起こす。
- 主に毛穴から黄色ブドウ球菌や真菌(カビ)が侵入することで炎症が起こる。原因により治療薬が異なる。
毛のう炎はニキビのように皮脂の汚れがあるものではなく、毛穴が傷ついて「細菌感染」を起こしている状態で、毛穴の浅い部分で軽く炎症している状態です。
ほとんどの場合は放っておいても数日で改善にされますが、全体的に広がるのようなら雑菌が繁殖している可能性があるため、その場合は皮膚科に行くことをおすすめします。
体ニキビの原因
体ニキビの原因【基本編】
主に体のニキビは様々な原因により皮脂が毛穴がつまることで炎症を起こします。
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 過剰な汗や皮脂の分泌
- 洗顔料やボディーソープの洗い残し
- 細菌や真菌(カビ)
主に背中ニキビの原因は皮脂が多く、洗いにくいことが挙げられます。ホルモン量の増加により、過剰に汗や皮脂の分泌を起こしたり、シャンプーやリンスなどのすすぎ残しで毛穴がふさがれてしまうことがあります。
胸やお尻のニキビの原因は下着などで汗や皮脂などの汚れが閉じ込められてしまうことです。
背中ニキビ ホルモンの関係や、シャンプーなどのすすぎ残し |
胸・お尻ニキビ 下着で皮脂や汗などが閉じ込められる |
また生活習慣も関係しており、睡眠不足やストレス、油分と糖分の多い食生活や内臓の疲れなども影響します。
10年悩んだ私の体ニキビの原因
上記で挙げた基本的な原因はネットでよく見る「体ニキビの原因」です。
実際に「体ニキビの悩み」を抱えた人が書いている記事ではなく、よくある基本的な情報です。私は10年以上も体ニキビに悩まされてきました。
食生活が原因なこともあるのかもしれません。睡眠不足やストレスが原因かもしれません。
私の場合は使っていた「ボディソープ」が原因でした。
原因は「ボディソープ」!?
洗浄剤を使用していない人は当てはまりませんが、販売されているほとんどのボディソープは「合成洗剤」という化学合成で作られた洗浄成分を使用しています。
化学合成で作られた成分は天然には存在しない成分のため、洗い残しなどがあったり、肌に合わない成分だと、湿疹などの肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
さらに製品に含まれる香料・防腐剤・品質保持剤などの「添加物」が肌への刺激になっている可能性もあります。
私たちが思っている以上にお肌は「敏感で繊細」なのです。ボディソープという意外と見落としがちな原因があることも知っておいてください。
体ニキビの治し方
体ニキビの治し方【基本編】
皮膚科は皮膚科でも「ニキビに特化した皮膚科」を選ぶのがおすすめです。正直病院に関しては言い方が悪いですがピンからキリまでありますので、病院選びが重要です。
口コミや評判などを前もって見ておくことも大切です。
ニキビに効果のある商品などを使用します。ものによっては高額なものもあります。
睡眠不足は、お肌のターンオーバーが乱れやすくなります。
寝る前「スマホ」は完全にアウトです。睡眠の質をぶっ壊します。皮膚科ではないのですが実際に耳鼻科の先生に言われました。お肌だけでなく体の不調の原因も引き起こしかねません。
最低でも寝る1時間前にはスマホを見るのをやめる習慣をつけましょう。
油分や糖分を摂取しすぎると皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが悪化する原因になります。
私はお菓子を食べるとすぐにニキビができてしまいます。根本的な治療にはお菓子を控えることも大切です。お菓子をやめたら急にニキビができなくなったなんてことも起こりえます。
10年悩んだ私の体ニキビの治し方
体にニキビができる原因として、石鹸やボディーソープなど自分の使っているものが肌に合っていない可能性があります。
というのも一般的なボディーソープは、私たちが求めるニーズ、例えば「いい香りが良い」とか、「ニキビに効果のあるものが良い」とか、そういった声に答えた商品を開発しているのです。
しかし逆に言えば、色々な面で優れているということは「色々な添加物」が配合されているとも言えます。自分が使っているボディーソープなどの商品表記を見てみてください。どんな成分が使われているか知っていますか?
【例】
カタカナ名がずらっと書かれていませんか?
たとえこれが数%の成分だとしても、これだけの成分が使われているということは、人によっては肌への刺激となり、湿疹などの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
ではどうすればいいのかというと、肌への負担の少ない「低刺激の洗浄剤」を使用すればリスクが軽減できます。
これに関してはボディソープなどの「洗浄剤を一切使わない」という人もいます。私も試してみましたが、体質的に汗っかきなので洗浄剤を使わないというのは無理でした。
私はボディソープをやめて固形石けんを使うようにしたら体のニキビが治りました。
体のニキビを治すには「固形石けん」がおすすめ!
実は石けんってすごく肌にやさしい成分で出来ているんですよ。化学物質ではなく天然の油脂が原料です。
石けんに変えたら肌トラブルが治ったという人は、口コミを見てもかなり多く、実際自分の周りの人たちも、一度石けんを使うとボディソープは使わなくなりました。
個人的には「ニキビ用」や「薬用」ではない、なるべくシンプルなものをおすすめします。
私のおすすめは「無添加石けん」です。無添加石けんには肌への刺激になる「添加物」が含まれていません。お肌への負担がとても少ないのです。
石けんは値段も安いのでコスパ的にも最高です。ドラッグストアで100円くらいから買えますよ。
なんで今まで高いお金出してボディソープ買ってたんだろ…
低刺激なのでニキビに悩む人だけでなく、アトピーや湿疹のある人にもおすすめです。原因不明の湿疹のある人はボディソープなどに含まれる化学物質が湿疹の原因の可能性もあります。
- 肌にやさしい成分でできている
- 値段が安い
- ニキビだけでなくアトピーなど肌トラブルに悩む方にもおすすめ
私は石けんをおすすめしていますがが、泡立てるのが面倒な方は無添加ボディソープをおすすめします。
ドラッグストアでも販売されている商品もあるのでチェックしてみてください。
「使っているボディソープを見直すこと」これが私の薬も治療もいらない“体ニキビの治し方”です。
今日から実践できる体ニキビの予防策
体ニキビをつくらない・悪化させないためにまず改善しておきたい習慣。
体ニキビを作らないために改善したい習慣【基本編】
特に背中に関しては、背中の空いた服やプールなどでも見られてしまう可能性があるので、絶対にニキビ跡を作りたくはないですよね。
体のニキビは特に色素沈着がしやすい部位です。色素沈着が治るのに何年もかかってしまうこともあるので、つぶさないで我慢するのが得策です。
体ニキビを作らないために改善したい習慣【お風呂編】
お風呂で体を洗う順番。これは結構重要です。
髪よりも先に体を洗ってしまうと、念入りに洗い流さないとシャンプーやリンスの成分が肌に残ってしまう可能性があります。
おすすめは「髪→顔→体」の順番です。
特に男性は気を付けたいポイントです。お風呂では無意識に力を入れて洗いがちになるので、ニキビがひどい時は特に注意したいのが、体を洗うスポンジやボディタオルです。
こすり洗いはニキビを悪化させてしまうので、むしろ素手でいいくらいです。
そして「泡立て」も重要です。ボディタオルで洗うのではなく「泡で洗う」と考えてください。
面倒かもしれませんが「泡」で洗うことで肌への刺激を抑えることができます。最近では泡タイプのボディソープもあるので、泡立てが面倒な人は「泡タイプ」のボディソープもおすすめです。
洗い方は「優しく・もこもこ泡」が鉄則!
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
体を洗った後、さっと洗い流していませんか?
背中やお尻などは洗いにくい部分なので、さっとシャワーするだけでは洗浄剤が落とし切れていない可能性があります。
体ニキビを作らないためには、シャワーで念入りに洗い流すか、最後に湯船によくつかって泡を洗い流してしまいましょう。
お風呂から出た後にかゆみがある場合は肌が乾燥している可能性があるので、顔だけではなく、体もボディクリームなどで保湿してあげることが大切です。
ただしニキビがある部分に塗ってしまうと悪化する可能性があるので、炎症している部分は避けましょう。
ちなみに私はお風呂後のかゆみがひどく、蕁麻疹のような腫れになってしまうことがあります。これはおそらく「温熱蕁麻疹」というもので急激な温度の変化でお風呂の温度が高すぎることが原因です。乾燥もニキビには大敵なので、お風呂の温度を調節してあげることも重要です。
体のニキビケアに関する疑問を解決
抗菌や薬用などのニキビケア商品を使った方がいい?
個人的な意見ですが、答えはNOです。ニキビケア用の商品やボディスプレーなど使用しましたが、改善はほぼ見られませんでした。
効果があったとしても高額な商品であったりするので、根本的に解決するならやはり肌にやさしいボディソープを選ぶことが必要になってくるかと思います。私は「薬用」商品の効果はあまり信用してません。
どんな保湿クリームを使ったらいい?
肌が乾燥していなければニキビが悪化するリスクがあるので必要ないと思います。もし使うなら肌にやさしい商品を作っているメーカーの商品がオススメです。
私は肌が乾燥するときは、無印良品の敏感肌用ボディミルクを使用しています。べたつかないのでおすすめです。
無印良品「敏感肌ボディミルク」
天然うるおい成分のスベリヒユエキスやグレープフルーツ種子エキスを配合し、乾燥しやすい敏感肌に、うるおいをたっぷり与えます。
無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーが起きないわけではありません)
M-mark「シア脂の全身保護クリーム」
角質層に浸透しながら、肌の表面に密着した潤いの膜をつくり、水分の蒸散を防ぎます。みずみずしい質感のクリームは、肌のうえでなめらかにのび、塗布時の摩擦による刺激を緩和。
乳幼児のデリケートな肌や、刺激を受けやすい顔の保湿ケアなど、全身に使えます。
パラベン・鉱物油・着色料・香料・シリコーンフリー
薬も治療もいらない体ニキビの治し方まとめ
今回は体ニキビについてご紹介しました。
- 体ニキビとは何か?
- 体ニキビの原因・治し方
- 今日から実践できる体ニキビの予防策
私が考える“薬も治療もいらない体ニキビの治し方”は、今あなたが使っている「ボディソープ」を見直すことです。肌のためにも肌にやさしい洗浄剤を選びましょう。
無添加の石けん・ボディソープは肌への刺激が少なくおすすめです。
では再度、今日からできる体のニキビの予防策を見てみましょう。
- ニキビをつぶすのは絶対厳禁
- 「髪→顔→体」の順番で洗う
- こすらず優しくモコモコ泡で洗う
- 保湿クリームは肌にやさしい商品を作っているメーカーのものを使おう
私の実体験のように「体ニキビは治らない」とあきらめていたけれど、たったひとつ「ボディソープを見直す」ことだけで長年の悩み・ニキビのストレスを解決できる可能性はあるのです。
体だけに限らず顔にも「肌にやさしい洗浄料」を使用することを検討してみてください。ちなみに私は現在も顔も体も全身「無添加石けん」で洗っています。
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