国内石鹸ご愛用者数No.1の牛乳石鹸。肌荒れやニキビにも効果的で、肌にとっても優しい牛乳石鹸。なぜ肌に優しいのか?原料や製法からその秘密を探ります。
カウブランド「牛乳石鹸」とは
- 全身洗えるミルク成分配合の化粧石けん
- 天然の保湿成分の残る「釜炊き製法」で作られた石けん
- 使用感と香りで選べる「赤箱」と「青箱」2種類の石けん
牛乳石鹸を販売する「牛乳石鹸共進社株式会社」とは?
牛乳石鹸の製造、販売を行っているのは「牛乳石鹸共進社株式会社」という企業です。
カウブランドをはじめ様々なブランド展開を行っています。
他にも多くのブランド展開を行っています。ドラッグストアなどでよく目にする商品も多いのではないでしょうか?
明治42年創業、約110年を超える長い歴史を持ちます。
牛乳石鹸共進社株式会社は特に「カウブランド」の名で広く知れ渡っており、化粧石鹸をはじめ、シャンプー、化粧品なども販売しています。商品で特に有名なのが「牛乳石鹸」です。
牛乳石鹸の人気の秘密を徹底解剖!
牛乳石鹸は何から作られるの?原料について徹底解剖!
牛乳石鹸の石けんづくりに使われる原料は「油脂・カセイソーダ・食塩」です。
石けんの主原料は「天然油脂」です。牛乳石鹸の原料は食品原料となる高品質の天然油脂を使用しています。牛乳石鹸に使用されている油脂は動物性の牛脂と植物性のヤシ油です。
- 動物性原料
- 食用としても使われる国産牛脂を使用
- 洗浄力が高く低刺激
- 植物性原料
- ココヤシの実から採れるココナッツオイル
- 泡立ちが良い
これらの油脂とカセイソーダを混ぜ、化学反応が起きることで石けんができます。
牛乳石鹸が使っている牛脂は、国産牛脂の食用原料となるグレードに準じていて、この食用原料となる牛脂を使用することで、後の加工をしなくても「良質な石けんの原料」とすることができるのです。
牛脂は焼肉をするときなどに使用するね!
食塩は2つの原料を混ぜてできた石けんを不純物と分けるために使用します。
牛乳石鹸はどうやって作られる?こだわりの製法について徹底解剖!
牛乳石鹸は「釜炊き製法(ケン化塩析法)」という製法で作られています。
釜炊き製法(またはケン化法)は、原料である天然油脂に含まれる保湿成分の「グリセリン」が残る製法です。
後から保湿成分を添加しなくてもツッパリ感のないしっとりとした石けんを作ることができます。
- ケン化
主原料である精製した天然の油脂(牛脂、ヤシ油)を、直径4m・容量60tもの大きな釜の中で加熱・かくはん(かき混ぜる)しながら、「水、水酸化ナトリウム」を加えて反応させます。 - 塩析
食塩水を加えて石けんと不純物に分離します。これを2回繰り返すことで“純度の高い”液状石けんができます。
牛乳石鹸は国内最大級の釜だき設備を持つ工場で国内生産されています。
工場内には釜だき製法に使用する直径4m・容量60tもの 大きな釜が11基もあり、石けん工場としては日本最大の規模を誇ります。
古くからの手作りの良さを受け継ぎ、機械化できない大切な工程を「職人の技」と「経験」にゆだねて、ゆっくり熟成させていきます。
赤箱・青箱をはじめとする石鹸の生産数は1日最大50万個、年間1億個以上!!
縦に並べると、地球を約1/4周する長さになるんだって!!
牛乳石鹸はあえて「釜炊き製法」という手間ひまがかかる作業を行い、製造工程中に生成される「グリセリン」や、「天然油脂の中の良質な成分」などの、“天然のうるおい成分が含まれる石けん”を作っています。
石けんにうるおい成分が含まれるため、後から添加物を添加することなく、保湿効果の高い、肌あたりのやさしい石けんができるのです。
牛乳石鹸の赤箱・青箱は「釜だき製法」ゆえの”天然のうるおい成分”が程よく含まれる肌あたりのやさしい石けんです。
牛乳石鹸は環境にもやさしい。その理由を徹底解剖!
手を洗ったり、体を洗ったりして水に流れていった石けんはどうなるのでしょうか?
石けんは水道水中のミネラルとくっつくことで石けんカスになり、泡立たなくなります。さらに下水処理施設で、微生物による「生分解」が行われます。
バクテリアなどの微生物によって化合物が「二酸化炭素、水、アンモニア」などのより単純な物質(無機物)までに分解されること。
ほぼすべての化合物は、やがて生分解され無機物となります。重要なのは時間です。生分解性が悪ければ、それだけ環境への負荷も大きくなります。
石けんは短期間で大部分が水や二酸化炭素などの無機物になり、河川に流れていきます。そのため生分解性に優れた石けんは、環境にやさしいと言われているのです。
なぜ石けんの「生分解性」が着目されるのか?
話はさかのぼりますが、1960年、洗濯機が普及し「合成洗剤」の使用量が飛躍的に伸びました。当時は下水処理設備も不十分だったため、合成洗剤に含まれる化学物質の影響で河川が汚れたり、魚が死ぬなどの事件が起きました。
現在販売している洗剤は、環境中で微生物によって分解されやすくなり、下水処理設備も発展したため、水環境に大きな影響を与えていないことが実証されていますが、洗剤においての生分解性が着目されるのはこういった背景があるのです。
牛乳石鹸の包装はピロー包装を採用しています。
ピロー包装のピローとは「枕(pillow)」のことで、枕状に双方ヒートシールした包装のことです。これによって水分や香料分の揮散を抑え、また外気を遮断して品質を守っています。
外箱は「85%古紙」を含んでおり、環境にも優しいパッケージです。
牛乳石鹸は「赤箱」と「青箱」の2種類!2つの石けんの違いとは?
- さっぱりとした洗い上がり
- 豊かでクリーミィーな泡立ち
- さわやかなジャスミンの香り
- しっとりとした洗いあがり
- 豊かでソフトな泡立ち
- やさしいローズの香り
赤箱はしっとり系の石けん。青箱はさっぱり系の石けんです。
マニアなら知っておきたい牛乳石鹸の“雑学”
- 「商いは牛の歩みのごとく」という格言
- 堅実な経営のもと、誰からも愛される製品を提供しよう!という企業理念
「商いは牛の歩みのごとく」という格言には前へ進んでも後ろへ退くな、ねばり強く前進せよという意味があります。企業理念からも、まじめで親しみのある「牛」が選ばれたのです。
「牛」のマークはカウブランド社のシンボルとして大切にされています。
- 「赤」は縁起の良い色
- 赤箱から白い石けんが出てくる視覚的な面白さ
古くから日本、中国などで「赤」は縁起の良い色とされています。さらに赤い箱から真っ白な石けんが出てくるという視覚的なおもしろさなどを考慮し、「赤」が選ばれました。
牛乳石鹸は、1928年(昭和3年)大阪で生まれ、このときはまだ「赤箱」のみの販売でした。
その後、牛乳石鹸を日本全国の方に使っていただくため、さっぱりとした洗い上がりが特長の「青箱」を開発したところ、関東に住む方たちの間でたちまち人気商品となりました。
このような歴史から、今でも関西では「赤箱」、関東では「青箱」が多く販売されています。
牛乳石鹸をおすすめする理由
- 国内石けんの愛用者数「第1位」
- 高品質の“天然”油脂が原料
- 天然のうるおい成分が含まれる「釜炊き製法」
- 自分の肌質で選べる石けん。しっとりなら「赤箱」さっぱりなら「青箱」
牛乳石鹸はとにかく人気が高く、日本中の人たちに愛されている石けんです。
人気の秘密は原料へのこだわりや製法、肌へのやさしさを考えた最低限の成分。牛乳からできたミルクバター成分が配合されており、ほのかに香る牛乳石鹸特有の香りも人気の1つです。
自分は体のニキビに長年悩んでいたのですが、牛乳石鹸で体を洗うようになってから、何を使っても治らなかった体のニキビが治りました。
牛乳石鹸は口コミでも評価が高く、牛乳石鹸が色々な肌の悩みを解決してくれるかもしれません。
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