顔や体に使える石鹸として人気の「シャボン玉石鹸」。人気商品の「シャボン玉浴用」について詳しく調べてみました。
「シャボン玉浴用」石けんとは
- 添加物一切なし。お肌にやさしい無添加石けん
- 天然の保湿成分の残る「釜炊き製法」で作られた石けん
- 体だけでなく、髪・顔・手など全身洗える石けん
シャボン玉浴用を販売する「シャボン玉石けん株式会社」とは?
シャボン玉浴用の製造、販売を行っているのは「シャボン玉石けん株式会社」という無添加石鹸の製造を行っているメーカーです。
福岡に本社があり、「シャボンちゃん」という赤ちゃんを模したキャラクターのCMが有名です。
シャボン玉石けんが製造している石鹸は、天然油脂を原料にした純石けん分(99%脂肪酸ナトリウム)のみの無添加石鹸です。(最近では純石鹸とも呼ばれる)
酸化防止剤、蛍光増白剤、香料、色素などの化学物質・添加物を一切使わず、原料である牛脂に関しては地元九州のものにこだわり使用しています。
また、環境保全にも力を入れていて人と環境に優しい商品づくりを行っています。
シャボン玉石けん株式会社は石鹸のみに限らず、シャンプー、歯磨き粉、洗濯、台所用洗剤なども販売されています。
シャボン玉石けん株式会社は「森田範次郎商店」として1910年に創業。
雑貨商から石けん卸売業へ。1960年代には合成洗剤を製造。洗濯機の普及により売り上げも好調でした。
ある時、国鉄(JR)からの依頼で無添加石鹸を製造をすることになります。
当時の社長自身や従業員は原因不明の肌荒れに悩まされていましたのですが、依頼された「無添加石鹸」の試作品を自宅で使うと、肌荒れが綺麗になっていったそうです。
このことで肌荒れの原因が自分たちが製造していた“合成洗剤”だったと気付きます。
当時は合成洗剤より割高だったこともあり、世間的に受け入れられず、大幅に赤字になってしまったこともあったそうです。
しかし、信念を曲げることなく製造を続け、90年代以降、環境汚染問題への関心の高まりから無添加石鹸への関心が強まり、「無添加石鹸の良さ」が認知されるようになっていきました。
近年、肌への優しさが注目され、自然素材を使用したオーガニック商品や無添加商品が増えています。
化学合成して作られた合成界面活性剤などが含まれていても、香料や着色料などの添加物が何か1種類入っていないだけで「無添加」とうたっている商品も多くあることが現状です。
自分が「無添加」の商品を選んで買ったとします。何が無添加なのか理解して購入していますか?
全部が無添加なんだから肌にやさしいと思っていませんか?
実は商品表示と消費者にはこのような認識の違いが生まれてしまっています。
・製造者=一部が無添加
・購入者=全部が無添加
1種類の添加物が無添加であるだけで、本当に「無添加」と言えるのでしょうか?
シャボン玉石けんの無添加石鹸は「石けんの成分のみ」でできています。
化学合成された洗浄成分は不使用。香料、着色料、酸化防止剤などの添加物も一切不使用です。
シャボン玉石けんのような無添加石けんこそ、本当に「無添加」といえる商品なのです。
1% for Nature プロジェクト
シャボン玉石けん株式会社では「健康な体ときれいな水を守る」という企業理念を掲げ、人と環境にやさしい活動を支援しています。
石けん系泡消火剤の研究・開発
1995年に発生した阪神淡路大震災での教訓を活かし、シャボン玉石けんは少量の水量で早く消火でき、環境への負荷も非常に少ない「石けん系泡消火剤」を開発。
また、インドネシアの泥炭火災においては、石けん系泡消火剤の技術を活かし、インドネシアでの土壌・水質調査から開始し泥炭火災用泡消火剤をインドネシアに出荷。
泥炭火災?
・火災からの発生量だけで日本の年間CO2総排出量を上回る。
・ヘイズと呼ばれる煙害も深刻。
インドネシアでは毎年森林や泥炭地で火災が発生しています。年によっては長引くこともあり、それに伴って火災とその被害が拡大することも少なくありません。
EMシリーズの販売
シャボン玉石けんにおいてはEMを使用していることにより、より環境にやさしい製品であると位置付けられています。
他にも啓発活動や生態保全活動など、沢山の取り組みを行っています。
「シャボン玉浴用」の人気の秘密を徹底解剖!
昔ながらの釜炊き、ケン化法で作ったシャボン玉石けんの無添加石けんには、原料の油脂に含まれていた保湿成分が数%残っているため、キメ細かく弾力のある「もこもこのボリューム泡」が肌を優しく包み込み、さっぱり洗えるのに、洗い上がりはしっとりでツッパリ感が少ないです。
シャボン玉浴用の3個入りの売上の1%を人と自然に優しい活動に寄付しています。
シャボン玉浴用は何から作られる?原料について徹底解剖!
石けんの主原料は「天然油脂」です。天然油脂とカセイソーダを混ぜ、化学反応が起きることで石けんができます。
シャボン玉浴用に使用されている油脂は動物性の牛脂と植物性のパーム核油です。
- 動物性原料
- 新鮮さが必要なため工場のある九州のものを使用
- 洗浄力が高く低刺激
- 植物性原料
- 無農薬のアブラヤシの種子から作られる
- 精製された食用油を使用
動物性原料である牛脂は、工場のある地元九州のものをこだわって使用しています。植物性原料であるパーム核油は、原産国マレーシアに訪れ「無農薬栽培」であることを確認しています。
シャボン玉浴用はどうやって作られる?こだわりの製法を徹底解剖!
シャボン玉浴用は、熟練の技術が要求される「釜炊き製法(ケン化法)」という昔ながらの製法で作られています。
釜炊き製法(またはケン化法)は、原料である天然油脂に含まれる保湿成分の「グリセリン」が残る製法で、ケン化とは油脂などを水酸化アルカリで加水分解し、石鹸にする反応のことです。
釜炊き製法で作られた石けんは、後から保湿成分を添加しなくても、ツッパリ感のない、しっとりとした石けんを作ることができます。
- ケン化 主原料である精製した天然の油脂(牛脂、パーム核油)を、職人の手によって、大きな釜の中で加熱・かくはん(かき混ぜる)しながら、「水、水酸化ナトリウム」を加えて反応させます。
- 塩析 食塩水を加えて石けんと不純物に分離します。これを2回繰り返すことで“純度の高い”液状石けんができます。
ふつふつと加熱、熟成を繰り返し、1週間から10日をかけてじっくり丁寧に石けんを炊きこみます。
石けんづくりを行っている職人さんは、目で見るだけでなく、音や匂い、味や手ざわりを確認しながら五感をフルに働かせて、石けんの微妙な変化を調整していきます。
丹精にじっくり時間をかけて作る石けんには、原料の油脂に含まれる天然の保湿成分が含まれており、洗い上がりがしっとりします。
そのため、子供からお年寄りまで年齢や性別を問わず、お肌の敏感肌の方にも優しい石鹸ができます。
ケン化法では湿度や温度によって仕上がりが変わるため、一定の品質を守るには熟練の経験が不可欠となる。
シャボン玉石けんの品質について徹底解剖!
製品の品質レベルを維持するため、品質の管理を徹底している。
・全ての商品の原料・包装資材の受け入れ検査、中間製品、最終製品検査を行なっている。
・工場内における品質検査にとどまらず、原料のサプライヤーや原料の生産地を社員が直接訪問し、生産工程などのチェックを行なうこともある。
植物原料の原産国であるマレーシアへも訪問!
【参考】シャボン玉石鹸で販売されている石鹸をまとめました。
シャボン玉石けんをおすすめする理由
・環境にも優しい
- 石けん成分のみの無添加石鹸
- 天然のうるおい成分が含まれる「釜炊き製法」
- 添加物は一切なしで肌への負担が少ない
洗剤は排水となって海や川に流れていきます。川や海、そして自然にもやさしい「シャボン玉せっけん」についてご紹介しました。
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