牛乳石鹸から販売されている人気の固形石けん、「赤箱」と「青箱」。
赤箱 | 青箱 |
見た目は全く違いますが、2つの石けんの違いはあるのでしょうか?
この記事では「赤箱」と「青箱」、2つの石けんの違いをご紹介します。
購入を検討している方は事前にチェックして、迷うことなく、自分に合った石けんを選びましょう。
牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」はどんな石けん?
牛乳石鹸の「赤箱」と「青箱」は、牛乳石鹸共進社から販売されている、国内の石けんの愛用者数「第1位」を誇る昔ながらの化粧石けんです。
牛乳石鹸共進社は、創業以来約100年以上石けんを作り続けており、販売開始されてから、赤箱は1928年(昭和3年)から93年、青箱は1949年(昭和42年)から72年もの長い歴史があります。
「牛乳石鹸といえば赤箱・青箱」と言われるほどのロングセラー商品です。
国産のこだわり石けん
石けんの作り方には中和法と釜だき製法(けん化塩析法)の2種類があります。赤箱と青箱は「釜だき製法」によって作られています。
中和法はすべて機械で作られているため、どこで作っても全く同じものができますが、釜だき製法は職人さんの手にゆだねられているため、メーカー独自の伝統の技術が必要です。
赤箱と青箱が多くの人に長く愛され続ける理由のひとつとして挙げられるのが、“やさしさ“にこだわった独自の「釜だき製法(けん化塩析法)」です。
古くからの「手づくりの石けん」良さを受け継ぎ、機械化できない大切な工程は、職人さん自らの手で行います。職人さんの持つ巧みな技術と経験によって、ゆっくりと大きな釜で石けん成分をかき混ぜながら、熟成させていきます。
熟練した職人さんが約1週間もの間、けん化釜の中の様子を見続けることで、肌あたりのやさしい、天然油脂由来の“天然うるおい成分”を含む良質な石けんが作られているのです。
「ミルク成分」配合でお肌なめらか
赤箱と青箱には「ミルク成分」が配合されています。
ミルク成分とは“ミルクバター”のことで、新鮮な牛乳からつくられており、お肌をなめらかにし、キメを整えます。
やさしい花の香り
赤箱と青箱の香りは「花を基調としたやさしい香り」が特長です。
持ちやすい石けんのサイズ
牛乳石鹸は石けんのサイズにもこだわっています。
赤箱には2種類の大きさがあります。「100g」と少し大きめの「125g」です。大きめでも女性に持ちやすいように作られています。
ずっと使う石けんならば、使いやすい石けんが良いですよね。
更には、2016年には外箱のデザイン賞、2015年、2017年には口コミで大きく評価されているアットコスメのベストコスメアワードを受賞。多くの人から愛され続けている石けんです。
・2016年「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞
【赤箱】
アットコスメのベストコスメアワードをW受賞
・2015年「ベスト洗顔料」
・2017年「ベストボディ洗浄料」
「赤箱」と「青箱」の違いとは?
赤箱と青箱は見た目が違う
赤箱は「赤い色」の箱
青箱は「青い色」の箱
デザインは同じだけど箱の色が違うよ!
見た目そのままの通り、「赤箱」は赤い外箱、「青箱」は青い外箱で販売されています。
とても分かりやすいので、間違えずに購入することができます。
内容量・価格が違う
赤箱と青箱は内容量と価格も少し違います。
赤箱 | 青箱 |
---|---|
容量の比較 | |
100g | 85g |
価格の比較 | |
¥110 | ¥88 |
価格的には青箱の方が20円くらい安いですが、容量もその分「85g」と少なめです。
赤箱と青箱には、定番サイズの他に、少し大きめサイズの「赤箱125」と「青箱バスサイズ」があります。
容量 | 価格 | |
赤箱125 | 125g | \132 |
青箱バスサイズ | 130g | \126 |
大きめのサイズですと、赤箱は125gで132円、青箱は130gで126円です。青箱の方が量は多いですが価格は安いです。
ドラッグストアで販売されている商品も、青箱の方が比較的価格が安く設定されているイメージがあります。
青箱バスサイズはセリア(100円ショップ)で売ってるの見たよー
お得に買うなら3個パックなど複数入りもおすすめだよー
「しっとり」と「さっぱり」
赤箱と青箱の一番の大きな違いはその「使用感」にあります。
それぞれの石けんの外箱にも書いてありますが、赤箱はしっとり、青箱はさっぱりとした洗い上がりが特長です。自分の好みに合った使用感の石けんが選べます。
赤箱はしっとり系の石けんです。
ゆたかでクリーミーな泡立ちで、しっとりとした洗い上がりです。
対して、青箱はさっぱり系の石けんです。
ゆたかでソフトな泡立ちで、さっぱりとした洗い上がりです。
口コミを見てみると、乾燥しがちな冬は「赤箱」、汗をかく夏は「青箱」と季節によって使い分ける愛用者も多くいます。
成分の違いはある?
赤箱と青箱の全成分を見てみると、基本的な成分は同じであることがわかります。
- 石ケン素地
香料
乳脂(牛乳)
水
ステアリン酸
酸化チタン
EDTA-4Na
- 石ケン素地
香料
乳脂(牛乳)
スクワラン
水
ステアリン酸
酸化チタン
EDTA-4Na
ただし、赤箱には1つだけ「青箱には含まれていない成分」が配合されています。
それは「スクワラン」という“うるおい成分”です。
スクワランは、肌なじみが良く毛穴をつまらせないため、安全性の高い「天然由来の保湿成分」として、化粧品などに多く使われています。
スクワランの大きな特徴は「うるおいのキープ」です。うるおいが足りないと、お肌が乾燥し、肌トラブルの元につながってしまいます。
「スクワラン」は、人間の肌の中にも存在するため、お肌に取り入れやすい天然由来の保湿成分だといわれています。そのため、肌なじみが良く、肌への負担が少ない成分と言えます。
更に、もう一つだけ少し違う部分があります。
それは赤箱は青箱に比べ「ミルク成分」より多く配合していることです。
ミルク成分はミルクバターの事で、お肌をなめらかにしキメを整える効果や保湿効果も期待できます。
これらのことから、赤箱の成分には保湿効果のあるスクワラン・ミルク成分(青箱より多めの配合)が配合されていることがわかりました。
赤箱は乾燥しがちなお肌、お肌をしっとりと保ちたい方におすすめです。
ローズとジャスミンの香り
2つの石けんの成分を見てみると「香料」としか書かれておらず、外箱にも香りについては書かれていません。
赤箱と青箱は「花を基調としたやさしい香り」がします。
2つの石けんの香りにも違いがあります。
・赤箱=ローズ
・青箱=ジャスミン
赤箱はやさしいローズ調の香り、青箱はさわやかなジャスミンの香り。ずっと変わらない香りがどこか懐かしさを感じ、この香りに病みつきになる人もいるとかいないとか…。
赤箱と青箱どっちがおすすめ?口コミを調査
今回、赤箱・青箱の口コミを調査してみました。
結果、どちらもおすすめです!!
こればっかりは「使用感」の問題になります。しっとりしたいのかさっぱり洗いたいのか…実際に自分で試してみないことには甲乙つけがたいです。
季節や気分によって両方の石けんを使い分けている方も多くいます。
赤箱・青箱には余計な成分が入っておらず、洗浄力は高いのに、必要な皮脂まで洗い流さないという特長があります。もちろん肌にあわないという方もいますが、ボディソープから固形石鹸に変えたことで、「ニキビや乾燥などの肌トラブルが改善した」など驚きの効果も。
「赤箱・青箱」共通の口コミ
- ドラッグストアで手軽に買える
- 家族みんなで使ってます
- 長持ちするし価格も安くコスパ最強
- 軽いメイクは落とせる
- 泡切れが良くぬるぬるしない
- 10年以上使ってます
- 香りがリラックスできる
- メイク筆を洗ってます
顔や体、手洗いなどに使えますが、「メイク用品の汚れが落ちやすい」として、メイク筆などを洗うのに使用している方もいました。
子供から大人まで安心して使える石けんなので、「家族みんなで使ってまとめ買いしています」との声も多かったです。
赤箱・青箱って実際どう?リアルな口コミでの評価
今回はアットコスメとLIPSでの評価を見てみます。
日本最大級化粧品口コミサイト「アットコスメ(@コスメ)」での評価
赤箱・青箱ともにベストコスメ殿堂入り。
最新口コミランキングでも、赤箱・青箱ともに上位にランクイン。
【洗顔石鹸ランキング】
第1位「赤箱」、第2位「青箱」
【ボディ石けんランキング】
第1位「赤箱」、第3位「青箱」
国内最大級コスメクチコミアプリ「LIPS」での評価
累計アプリダウンロード数650万を誇る国内最大級コスメクチコミアプリ「LIPS」。
LIPSベストコスメ2020年間、ボディソープ・石けん部門の第1位に「赤箱」、第3位に「青箱」が選ばれています。
更に、ボディ石けんの最新口コミランキングでも赤箱は第1位、青箱は第5位と上位にランクインしています。
実際に口コミでも人気の高い石けんであることがわかります。
口コミでの評価や人気を見るとしっとりした使用感の「赤箱」の方が人気が高いです。青箱はさっぱり系なので、人によっては乾燥したり、つっぱってしまうこともあるようです。
2つの石けんの「違いがわからない」という方も意外と多くいるので、大きな差はあまりないかもしれません。
赤箱・青箱は「洗顔」に使える?
牛乳石鹸の公式サイトでは、赤箱は「洗顔にも使えます」と記載されているのですが、青箱には書かれていません。そのため青箱は洗顔向けではないのかも…と思う方も多くいるようです。
口コミを見てみると、実際、青箱を洗顔用に使っている方はとても多いです。顔・体両方使っているという人もいれば、洗顔だけの人も。
「洗顔はさっぱりしたいから」という意見が一番なのですが、石けんで落ちるコスメがしっかり落ちるといったような声もありました。
使ったからわかる!赤箱・青箱の豆知識
牛乳のにおいはしない!
赤箱・青箱には「牛乳石鹸」の名前のとおり、牛乳から作られた「ミルク成分」が配合されています。
「牛乳石鹸」だから牛乳の香りがするのかな~と思う方もいるようですが、赤箱・青箱はやさしいお花の香りです。
【赤箱・青箱の香り】
牛乳の香り=✕
ローズとジャスミン調のお花の香り=〇
かわいい牛マークの石けん
赤箱や青箱を実際に使ってみたときにわかる「石けんの秘密」があります。
開封した石けんには牛乳石鹸の「牛のマーク」が刻印されています。石けんを使っていくとすぐに消えてしまうのですが、この「牛マークがかわいい」と愛用者の間では人気となっています。
ベルマーク付き
実は赤箱と青箱には「ベルマーク」がついています!
幼稚園や小学校などの、ベルマーク活動を行っている団体へ協力ができます。スーパーなどにも「ベルマーク入れ」があったりしますよね。
牛乳石鹸では、「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」というベルマーク運動の設立趣旨に賛同し、1961年7月から協賛会社として参加しています。
ベルマークは赤箱と青箱の他にキューピーベビー石鹸にもついています。
「牛乳石鹸」赤、青の違いまとめ
今回は牛乳石鹸の人気の固形石けん「赤箱」と「青箱」の違いをご紹介しました。
再度、簡単にまとめてみます。
- 外箱が名前の通り「赤色と青色」
- 価格は青箱の方が少しお得
- 赤箱はしっとり、青箱はさっぱりな使い心地
- 赤箱はスクワラン配合+ミルク成分が青箱より多い
- 赤箱=ローズ、青箱=ジャスミンのやさしい花の香り
これで、迷うことなく赤箱・青箱を選ぶことができますね。石けん選びの参考にしてみてくださいね。
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